本サイトはプロモーションを含みます。掲載する情報は掲載時点の各社公式情報に基づきます。

ホーム › 職務経歴書

職務経歴が薄いと感じたときの書き方。1〜3年の仕事を棚卸しする

職務経歴書を開いたものの、書ける実績が見当たらずに手が止まる。在籍が1〜3年なら、そう感じるのは自然なことです。ただ、本当に書くことがないのではなく、毎日こなしていた仕事を「書く材料」として見ていないだけ、という場合も少なくありません。このページでは、理由のつなぎ表の1列目「事実」を出発点にして、短い経歴を棚卸しし、経歴書の言葉に変える方法をまとめます。

1. 「薄い」と感じる正体を三つに分ける

経歴が薄いと感じるとき、原因はたいてい三つのどれかです。一つ目は「目立つ成果がない」、二つ目は「毎日同じ作業の繰り返しで書き分けられない」、三つ目は「研修や補助業務の期間が長く、自分の担当と言える仕事が少ない」です。

どれに当てはまるかで、拾い方が変わります。成果がないなら仕事の進め方を、繰り返しの仕事なら頻度や正確さを、研修期間が長いなら身につけた基礎を書く、という具合です。

経歴書で伝えたいのは大きな実績ではなく、「この人は仕事をこう受け止めて、こう動く」という手触りです。三つのうち複数に当てはまる人もいますが、最初はいちばん強く感じるものを一つ選び、その拾い方から試すと手が動きやすくなります。

書き始める前の確認
  • 配属先、担当業務、在籍期間を時系列で並べられる
  • 1日・1週間・1か月の仕事の流れを口で説明できる
  • やり方を自分で変えた、または提案したことが一つ以上ある
  • 研修で学んだ内容を項目として書き出せる
  • 上司や先輩に仕事を任された理由に心当たりがある
  • 退職理由と経歴書の内容が食い違っていない

2. つなぎ表の「事実」から材料を掘り出す

理由のつなぎ表の1列目には、「辞めた・辞めたい事実」を一行で書きます。たとえば「月末の締め作業で残業が続いた」「問い合わせ対応ばかりで提案の機会がなかった」といった行です。

この一行は退職理由であると同時に、経歴書の材料にもなります。「締め作業で残業が続いた」の裏には、締め作業を実際に回していた自分がいます。「問い合わせ対応ばかりだった」の裏には、毎日いろいろな相手の質問を受け止めていた自分がいます。不満として書いた言葉を裏返すと、担当していた仕事が見えてきます。

つまずきやすいのは、不満の言葉をそのまま経歴書に持ち込んでしまうことです。「提案の機会がなかった」は経歴書には書かず、「問い合わせに対応した」という担当の事実だけを取り出します。気持ちの部分は、面接での一言を考えるときまで取っておきましょう。

  1. 1
    事実の行を一つ選ぶ

    つなぎ表の1列目から、仕事の中身に触れている行を一つ選びます。人間関係だけの行より、業務が見える行のほうが材料になりやすいです。

  2. 2
    担当範囲を動詞で書き出す

    その事実の中で受け持っていた作業を「入力した」「確認した」「電話で調整した」のように動詞で書き出します。小さな単位で構いません。

  3. 3
    量と相手を足す

    頻度やおおよその量、関わった部署や取引先の種類を添えます。正確な数が分からなければ「週に数回」など幅を持たせた表現にします。

  4. 4
    工夫を一つ見つける

    同じ作業の中で、順番を変えた、メモを作った、確認を増やしたといった自分なりの工夫を一つ探します。

  5. 5
    経歴書の一文にまとめる

    「何を・どのくらい・どう工夫して」の順で一文にします。不満や評価の言葉はここでは入れません。

3. 数字にしにくい仕事を書く工夫

売上や件数のように数字で語れる仕事ばかりではありません。事務、サポート、制作補助などは、成果を数字で示しにくいものです。

そんなときは、数字の代わりに「頻度」「期間」「相手」「前と後」の四つを使います。毎日なのか週に一度なのか。何か月続けたのか。社内の誰に向けた仕事か、社外のどんな相手か。自分が関わる前と後で、何が少し変わったのか。

「前と後」は大げさでなくて大丈夫です。「確認漏れの指摘が減った」「引き継ぎのときに質問される回数が減った」といった小さな変化も、仕事への向き合い方を伝える材料になります。ただし、自分の働きだけで変わったように書くのは避け、チームの中での役割として書くほうが、読み手に誠実に伝わります。

数字にしにくい仕事の書き換え例(目安)
仕事の種類書けないと感じる理由拾う材料書き換えの例
データ入力・事務処理誰でもできる作業に思える頻度、正確さを保つための確認方法受注データの入力を毎日担当し、二重チェックの手順を自分で作って運用した
電話・メールの問い合わせ対応決まった回答をしていただけに思える相手の種類、よく受ける質問の傾向取引先からの問い合わせに対応し、よく聞かれる内容を一覧にまとめて共有した
先輩の営業同行・補助自分の成果がない準備した資料、同行で学んだ進め方商談前の資料準備を担当し、同行を重ねて提案の流れを学んだ
店舗での接客・売場づくり個人の数字が分からない担当した売場、入れ替え作業の段取り担当売場の陳列替えを任され、スタッフ間の作業分担表を作った

4. 研修と日々の工夫を拾い直す

入社後の研修期間が長かった人は、その時間を空白のように感じがちです。けれど研修で身につけたことは、第二新卒の経歴書では基礎力を伝える材料になります。ビジネスマナー、報告・連絡・相談の型、社内ツールや業務システムの操作、業界や商品の知識など、項目として書き出してみましょう。

日々の仕事の工夫も見落としやすい材料です。自分用に作った手順メモ、ミスを防ぐために増やした確認、後輩や同期に教えた経験などは、本人にとっては当たり前でも、読み手には「仕事を自分ごととして扱う人」と映ることがあります。

書き出すときは「研修で学んだ」で止めず、「学んだことを配属後のどの場面で使ったか」まで一行で添えると、研修と実務がつながって見えます。

5. ガクチカと社会人経験の使い分け

ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略で、新卒の就職活動で定番の質問です。第二新卒の応募でも聞かれることはありますが、経歴書の中心に置くのは、短くても社会人としての経験です。

使い分けの目安は、ガクチカを「人柄や行動の癖を補う材料」にとどめることです。たとえば学生時代のアルバイトで後輩の育成をしていた人が、会社でも新人向けの手順書を作っていたなら、二つを並べると「人に伝える工夫を続けてきた」という一本の線になります。

反対に、社会人経験とつながらないガクチカを長く書くと、「会社では何をしていたのか」が見えにくくなります。経歴書は社会人経験を中心に、自己PRや面接では必要に応じてガクチカを添える。この順番で考えると整理しやすくなります。

【 広告 】

準備中